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33年の時経て、かつてのミニをもう一度。1983年式ミニ1000 ハイラインにまつわるエピソードをご紹介

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今回ご紹介するのは、1983年式のミニ1000 ハイライン(走行距離数:32,941キロ)についてのエピソードです。

ハイラインを引き取りに向かったのは山梨県の甲府市。長い間ホコリをかぶって眠っていたハイライン、それは長年ミニを手放すことができなかった、芦澤様のミニに対する想いの証でもありました。

お伺いしたお話がとても素敵だったため、芦澤様に許可を頂きご紹介させていただきます。

高校の頃から憧れていた「ミニのある暮らし」。結婚をきっかけにハイラインを購入

高校の頃から、ノートの隅にミニのイラストを書き連ねるほどミニが好きだったという芦澤様。

ミニの気に入っているところは「スタイル」と「ボディサイズ」。レースで活躍するようなミニにはそれほど興味がなく、普通の暮らしの中にあるミニが好きなようです。
現在は、「あずき」という名前の犬と一緒に暮らしていますが、ミニがそばにある生活は、あずきと過ごす時間に似ていたとおっしゃっていたのが印象的でした。

芦澤様が憧れのミニを手に入れたのは昭和58年のこと。
結婚式を挙げた翌月、かねてより心に決めていたことを実行に移します。

とある日、独身時代から乗っていた日産パルサーでいつも通りに家を出て出勤すると、仕事を少し早めに切り上げてカーディーラーへ向かいました。奥様に内緒で購入したミニがディーラーに入庫していたのです。
その日、かねてより切望していたハイラインに乗り、意気揚々と帰宅しました。奥様はあまりの突然の出来事に、とても驚いていたとのことです。

そんな形で芦澤様の家族に加わったミニですが、そこから4年が経過した頃。
2人目のお子様が生まれ、甲府盆地の夏にエアコンなしのミニではさすがに厳しいため、新しくクルマを買うことになりました。そしてミニは知り合いの整備工場で預かってもらうことに。

そのまま33年間、ミニはじっと時を待つことになります。

難病を患いクルマの運転ができなくなる可能性が。残された時間を考えてレストアを決意

今回、長い間保管していたハイラインをレストアしようと考えたのには理由がありました。

芦澤様は少しずつ手足が動かなくなる「球脊髄性筋萎縮症」という難病であることがわかったのです。1年ほど前から車椅子生活になり、「もう自分にはミニを運転する時間があまり残されていないのではないか」と思ったことが大きなきっかけでした。
そのため、芦澤様にとって結婚記念でもあるハイラインを復活させて、できることなら奥様にも乗り継いでほしいと考えたのです。

乗らなくなってからも常に「いつかはまた」と思い続けていたハイライン。
大切な思い出がいくつも詰まっています。

例えば、ホームセンター駐車場の側溝に片方の前輪が落ちたときのこと。
奥様と2人で持ち上げてなんとか脱出したことを、今でも鮮明に覚えているとおっしゃっていました。

ハイラインに乗れるようになったらclassca Factoryや清里、八ヶ岳、富士五湖方面、そして奥さまがまだ行ったことのない北海道へ一緒に行ってみたいそうです。

「ハイラインとの暮らしが戻る」そう思うだけで、行きたい場所が自然とたくさん出てきます。クルマと暮らしが深く結びついており、ハイラインが芦澤様にとって特別な存在であることがよくわかりました。

33年間、倉庫で眠っていたハイライン。

芦澤様からレストアのご依頼を受け、お住まいの甲府へクルマを引き取りに伺います。
整備工場の片隅でホコリをかぶったハイラインは、長い間主人の帰りを待ち続けていた忠犬ハチ公のようにも見えました。

乗らなくなってから33年間というのは、弊社のこれまでの経験の中でも最長記録。やや不安もありますが、雨ざらしになっていたわけではないので見た目ほどコンディションは悪くないはずです。

「ハイライン」は1981年に初めて販売され、本来メッキの部分がつや消しの黒に、DXモデルのメイフェアではファブリックシートがビニールシートになるなど、ミニにおいてはスタンダードなモデルです。

とはいえ、新車の購入費用は170万円ほど。当時大卒の初任給が約12万円であったことを考えると、かなり高いクルマであったことは間違いありません。当然のことながら、現在の流通量もかなり少ないです。

フォークリフトを使って慎重にハイラインを回収。これから、33年の時を経たハイラインのレストア作業が始まります。

機能だけじゃない。思い出を取り戻すレストアを

今回は芦澤様のハイラインにまつわるエピソードをご紹介しました。

芦澤様はこれまでにミニ以外にも、家族のクルマを含めて20台近いクルマを乗り継いできました。しかしながら、それだけ乗り継いだにもかかわらずハイラインだけは手放す気になれかったとのこと。今回も、たとえ修理できない場合でも、そのままミニをそばに置いておくことだけは決めていたようです。

レストアでは「走る、曲がる、止まる」といった、機能面におけるトータルパッケージのリフレッシュ作業を行います。それと同時に、今回のレストアにおいては芦澤様の思い出を取り戻すこと、それを忘れてはいけません。

芦澤様のミニに対する想い、そして奥様に対する想いを受け止めながら、心を込めて作業にあたらせていただきます。

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