満開の桜と、少し贅沢なランチを求めて日本平へ
催花雨の後に訪れた、4月上旬の穏やかな晴れの日。
満開の桜を求め、静岡市駿河区と清水区の境界にある景勝地、日本平に行ってきました。
いちご狩りのシーズンも終盤を迎え、客足の落ち着いた久能街道を通り、清水日本平パークウェイへ。
快調に走るミニは桜の花びらが舞う峠道をきびきびと登って行き、すぐに山頂に到着。
桜満開の日本平山頂
日本平頂上周辺も桜が満開。
多くの外国人観光客が桜の写真を一心に撮っていました。
お土産屋「月日星」「川崎屋」には静岡名物の土産物が並びます。
静岡ならではの銘菓「お茶たいやき」は、川根産の茶葉を使用したこだわりの逸品。
ここから少し歩くと山頂の展望台、久能山東照宮までを結ぶロープウェイ乗り場があります。
いざ、日本平ホテル
今回の目的地である日本平ホテルは、山頂からほど近い場所にあります。
駐車場入り口にある庵治石のモニュメントは、石彫家の和泉正敏さんの作品。
和泉さんの作品はホテル内や庭園の各所にも飾られており、自然や建築と美しく調和しています。
駐車場に車を止め、エントランスへ。
エントランスからロビーに入ると、日本平ホテルが「風景美術館」といわれるのも納得の、あたかも額縁に飾られているような絶景が広がります。
天気が良ければ正面に富士山も望めます。
1階のオールデイダイニング、テラスラウンジでは、幅30メートル、2フロア吹き抜けのパノラマグラスの開放感の中で食事が出来るフロアになっています。
今回は上の階にあるラウンジに行きたいので、エレベーターに乗り込みます。
日本平ホテル6階『アッパーラウンジ』
最上階の6階に上がり、正面に見えるのが『アッパーラウンジ』です。
デイタイムには庭園と雄大な風景を楽しみながらランチを、17時からのバータイムには夕方から夜への空の移り変わりや清水の夜景を眺めながらお酒が楽しめる素敵空間です。
注文した特製ビーフカレーは柔らかい牛肉がごろごろ入った、少し大人向けな本格カレー。
アッパーサンドは静岡の名物・桜えびとしらすをはさんだクロックムッシュと、ポテトサラダのブリオッシュの2本立て。
クロックムッシュは一口食べると潮の香りが口の中に広がります。
食後のコーヒーを飲み終え、庭園へ。
ごちそうさまでした。
青い空、青い海。広大で自然豊かな庭園。
ドラマ「華麗なる一族」のロケ地にもなった庭園は広大で、丁寧に手入れされています。
ホテル内から静かに眺める景色も素晴らしいですが、庭園の自然を体で感じながら眺める海と空はまた違った趣があります。
昨日まで降り続いた雨でぬかるんだ芝生を慎重に避けながら、のんびりと散策。
壮大な眺望の中、気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
満開の桜の木の下で、思い思いの時間を。
日本平ホテルのラウンジや庭園は宿泊客以外でも入れるので、少し特別な時間を味わいに来てはいかがでしょうか。