ミニ1000とミニ1300の違いを性能や維持費で比較!

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ローバーミニには、大きく分けて1000ccモデル(正確には997cc)と、1300ccモデル(正確には1271cc)があります。
ローバーミニが欲しいけれど、どちらを選んだら良いか迷ってしまう、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、ミニ1000とミニ1300の性能や維持費の違いを検証します。

走る楽しさを感じられるミニ1000

ローバーミニのエンジン性能は、ミニ1000が最高出力38~42ps/最大トルク6.8~7.2kgm、ミニ1300が最高出力53~62ps/最大トルク9.2~9.6kgmです。
排気量の差以上に、ミニ1300の方がパワフルであることが分かります。

実際に運転しても明らかにミニ1300の方が力強く、特に高速道路での追い越しや山道の上りなどでは差が現れます。

しかし、ミニ1000は、吹き上がりの軽さではミニ1300を上回ります。
ラクに走れるのはミニ1300の方ですが、各ギアで回転を引っ張り上げて走る楽しさでは、ミニ1000の方が勝ると言えるでしょう。

軽快なハンドリングのミニ1000

ミニ1000

ローバーミニのハンドリングは、俗に「ゴーカートフィーリング」と呼ばれる俊敏さが特徴ですが、ミニ1000の方が軽快のドライブを楽しむ事が可能です。
その理由として、シートや防音材など使用しているパーツ類の重さがミニ1300と比べて軽いため、より軽快なハンドリングを実現しているのです。

特にカーブが連続する山道の下りでは、1000ccエンジンの非力さはまったく気にならず、ハンドリングの良さのみがクローズアップされます。

乗り心地やブレーキ性能

乗り心地に関しては、12インチタイヤ装着車同士で比べればミニ1000もミニ1300も大きな差はありません。しかし、1984年式以前のミニ1000はタイヤが10インチなので、乗り心地に差があります。

また、ブレーキ性能は、10インチタイヤ装着車は4輪ドラムブレーキで、前輪にディスクブレーキが装備される12インチタイヤ装着車の方が制動力は高いです。

自分でメンテナンスをしたいならミニ1000がおすすめ

ローバーミニの大半を占めるミニ1300のインジェクション車は、エンジンルーム内のスペースに余裕がないので、メンテナンス性も良好とは言えません。その点、ミニ1000は全てキャブレター仕様なので自分で調整することができますし、エンジンルーム内にスペースがあるのでメンテナンス性も優れています。

自分で積極的にメンテナンスをしたいならミニ1000がオススメです。

充実した装備を望むならミニ1300

ローバーミニは1992年に全車、ミニ1300に一本化されましたが、1997年モデルから装備の大幅な充実化が図られました。安全装備面では、SRS運転席エアバッグシステムが標準化されると同時に、側面衝突から乗員を守るサイドインパクトビームが装着されました。

また、快適装備面ではインダッシュタイプのエアコンが標準化されたほか、ウッドパネルに変更になったため豪華さが増しました。
充実した装備を望む場合は1997年式以降のローバーミニがオススメです。

好みの1台の見つけ易さはミニ1300

現在、中古車市場に出回っているローバーミニは、圧倒的にミニ1300の方が多くなっています。そのため、コンディションの良いミニ1000と出会うのは簡単ではありません。それゆえにミニ1000の人気は上昇しています。

総合的にはミニ1300が無難だが、玄人ウケするミニ1000も捨てがたい

ミニ1000とミニ1300を様々な面から比較してきました。
ミニ1000は重量が軽い分、軽快なハンドリングを含めた走りの楽しさがあります。
また、ある程度、自分自身でメンテナンスを行い方にもオススメです。

一方、ミニ1300は動力性能に余裕があるほか、装備の充実したモデルが選べる利点があります。
ローバーミニを足替わりとして気軽に使いたい方や、旧車が初めてという方ならミニ1300をオススメします。

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